いつも ずっと

平川ひらかわ大輔だいすけ

• たとえどこにいても 見守みまもっているから

• 遠とおい空そらの下したで 笑わらっていて

• 自由じゆうの風かぜよ吹ふけ どうかお前まえのもと

• ここで いつも 願ねがってる

• ひとりきりで全部ぜんぶ背負せおう

• 必要ひつようなどないんだ

• わけあうことは わかりあえること

• そう気きづけているだろうか

• 強つよくおなり それは決けっして

• 強つよがることではなく

• かけがえのない自分じぶんと誰だれかを

• たいせつにすることだよ

• 絶たえないかなしみも 無上むじょうのよろこびも

• 心こころが生いきている証拠しょうこだから

• 間違まちがうこともある だけど忘わすれないで

• ここで ずっと 想おもってる

• ふわり はらり 夢ゆめがそよぐ

• 常とこしえの花はなの彩いろどり(いろ)

• 同おなじに見みえるようでひとつずつ

• 少すこしずつ違ちがうだろう?

• 笛ふえを吹ふこう 深ふかい霧きりに

• お前まえが迷まよわぬよう

• 無なくした翼つばさ 涙なみだあふれても

• 後悔こうかいなどしていないよ

• 黒くろい雲くもが晴はれて 草木くさきも芽吹めぶく頃ごろ

• もう一度いちど皆みんなで 笑わらえるなら

• 泣なくほどの辛つらさも 木こ洩もれ陽びにほどけて

• そっと そっと 溶とけてゆく

• 誰だれもが一所懸命いっしょけんめい生いきている故ゆえ 行いき違ちがう

• 自分じぶんらしくいられる場所ばしょ 見みつけたかい?

• 大事だいじなものを見みつけたかい?

• たとえどこにいても 見守みまもっているから

• 遠とおい空そらの下したで 笑わらっていて

• 自由じゆうの風かぜよ吹ふけ どうかお前まえのもと

• ここで いつも 願ねがってる

• 雲珠桜うずざくらの歌うたをお前まえに贈おくろう

• それだけが 今いまできるすべてだから