ハルガレ
MARiA
站長
723
歌詞
留言 0
ハル ガレ
MARiA
-
花 冷 えた心 微睡 む車窓 -
西明 かりに揺 れている慕情 -
席 の向 こう君 の肩 に凭 れる違 う人 -
栞 を綴 じた胸 に消 えない人 -
然 して今 は知 らない人 -
髪 の色 も弾 む声 も知 らない彩 (いろ)に染 まっていく -
嗚呼 、独 りで恨 んでいる忘 れていく君 を -
嗚呼 、独 りで想 っている終 わった春 の日 を -
晴 れやかに燻 んだ空 に並 んだいつかの平行線 -
結 んだ距離 が すかした声 が また弾 ける -
腫 れた目 浮 かんだ涙 -
綴 った恋 が鳴 らした景色 の残響 は -
まだ「さよなら」に
焦 がれている色 -
青 い、春 枯 れの鮮 やかな色 -
もう
名残 り雪 も跡 もなく花 を濯 ぎ -
夏 の匂 いを蕾 んでいく目 もくれず目 もくれず -
置 き去 りの恋心 も淡 い雪 の融 ける様 に -
水 に流 して欲 しかった人知 れず人知 れず -
また、
答 えに迷 っている解 りきっていても -
嗚呼 、独 り継 ぎ接 いでいる止 まった春 の日 を -
花曇 り連 れない空 に飛 ばした いつかの放物線 -
消 さないでいた幼 い影 すら遠 ざかる -
黄昏 照 らした夜空 を吸 い込 んだまま -
花 焼 けていた感傷 は -
まだ「さよなら」も
初 めてのこと -
晴 れやかに燻 んだ空 に浮 かんだ笑顔 は幻想 で -
もどかしさが
滲 んだ目 から零 れ落 ちる -
遥 彼 染 まった頬 に触 った手 から -
伝 った季節 の残響 が -
また、
咲 き始 める -
君 と並 んで見 ていた紅空 に並 んだいつかの平行線 -
結 んだ距離 が すかした声 が また弾 ける -
腫 れた目 浮 かんだ涙 -
綴 った恋 が濡 らした景色 の残響 は -
もう「さよなら」の
次 の日 の色 -
藍 (あお)い、春 枯 れの鮮 やかな色 -
知 らない花 が咲 いている -
また
季節 が芽吹 いている