Re:Call

霜月しもつきはるか

• 過去かこの想おもい 記憶きおくの彼方かなた

  過去的回憶 在記憶的彼端

• 幼おさなき日ひ 残のこした悔くい

  年幼的日子裡所殘留下來的悔恨

• 胸むねの奥おく 刻きざむ針しん音おん

  內心的深處 刻印著的鐘聲

• 心こころだけ 置おき忘わすれたまま

  唯有內心就這麼被遺忘在那裡

• 掌てのひらに伝つたわる風かぜが 明日あしたへと僕ぼくを運はこぶ

  吹徐到手掌裡的微風 將我推向到明天

• 君きみに出会であい 共ともに歩あるいた

  與妳相遇 一同在身旁漫步

• ……本当ほんとうの自分じぶん 隠かくして

  ……讓我將真正的自己給隱藏起來

• 何なにもかもを諦あきらめた無垢むくな瞳ひとみから

  從放棄掉一切純潔的瞳孔裡看見了淚水

• 涙なみだが頬ほほ 伝つたう前まえに

  趁眼淚還沒留下臉頰之前

• 悲かなしみのない未来みらい(とき) 探さがす

  去尋找那沒有悲傷的「未來」

• 「何度なんどだって くり返かえした」

  「不管幾次 我都會重蹈覆轍」

• 抱だいた想おもい 消けし去されずに

  不願讓擁有的回憶就這樣消去

• 歩あるき続つづけてた

  想繼續與妳向前邁進

• 「望のぞむ世界せかい(あす)は いつかきっと……」

  「所期望的“世界” 總有一天一定會到來的……」

• それはまるで詩うたのような綺麗きれい言ごとだから

  但那就像是詩歌般的漂亮話而已

• 遠とおい過去かこを見みつめ続つづけ

  不斷注視著遙遠的過去

• 笑顔えがおの裏うら 君きみの“哀あい”を知しらず時ときを重かさねて

  在笑容的背後 不知道妳的“悲傷”就這樣隨著時間經過

• 繋つなぐ手ての先さきにある 冷つめたい指先ゆびさきを握にぎりしめた

  在牽起妳的手之後 將那冰冷的指尖給握緊

• 鳴なり響ひびく さざなみの音おと

  迴響於內心 微弱的海浪聲

• この胸むねを刺さす 罪つみの杭くい

  就像是刺穿胸口 名為罪惡的木樁

• 頬ほほに触ふれる“貴方あなた”の体温たいおん

  觸摸著臉頰 感受到「妳」的體溫

• 過去かこの傷きず まだ癒いやせない

  過去的傷口 至今還尚未痊癒

• 欠かけた月つきが円えんを再ふたたび描えがくように

  為了將殘缺的月亮再一次描繪成滿月

• 重かさね続つづけた過あやまち

  不斷重複著過往的錯誤

• 探さがしていた未来みらい(とき) 消きえる

  所找尋到的「未來」正在消失

• 「もう一度いちど くり返かえすの?」

  「還要再一次 重蹈覆轍嗎?」

• 問といかけは僕ぼくの道みちを今いま 指さし示した

  當初的質問 如今 已經將道路給指示出來了

• いつかの日々ひび 貴方あなたの声こえ

  過去的日子裡 妳的聲音

• 夢ゆめの中なかを 藍あいに染そめて 未まだ消きえないから

  在夢境裡 染上了哀傷 現在仍舊還沒消去

• 永遠とわの別わかれを告つげるために

  為了與妳做「永遠的離別」

• 貴方あなたへと贈おくるでしょう 二度にど目めの「さよなら」を

  會再次贈予給妳吧 說著第二次的「再見」

• さざなみは遠とおく消きえ 淡あわい“愛あい”の詩うたが 胸むねに響ひびく

  微弱的海浪聲漸漸消失 淡淡的“愛”之詩在內心響徹著

• 「もう二度にどと くり返かえせない」

  「請不要再一次地重蹈覆轍了」

• 今いま 過去かこに背中せなか向むけて また君きみに出会であう

  即使現在背對過去 還會再與妳相遇的

• 「望のぞむ結末けつまつ(みらい)が もう来こないのなら」

  「所期望的“結局”已經不會到來的話」

• 僕ぼくは君きみの傍そばにずっと寄より添そい続つづけたい

  我也會繼續依偎在妳的身旁

• まるで終おわりを数かぞえるような

  宛如在進行倒數計時般的

• 弱よわく響ひびくその心音しんおん もう戻もどせないのなら……

  那漸漸衰弱的心跳聲 若已經無法回到當初的話……

• ーどうか悔くいることなく 明日あしたへ続つづく道みち 歩あるいてー

  —請不要留下任何悔恨 向著通往明天的道路 前進吧—