Lily -寄り添う百合のように-
世良里津花(花江夏樹)
玥幻櫻
Lily -寄 り添 う百合 のように-
世良 里津花 (花江 夏樹 )
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ひとりの
部屋 時計 の音 一人的房間迴響著時鐘之音
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儚 さに包 まれた季節 は充滿了虛無縹緲的季節
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一秒 ずつ褪 せてゆく正一秒秒地 逐漸褪色
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きっと このまま
必定 正隨此般
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その
手 が心 撫 ぜるように那隻手彷若撫觸心房那般
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君 の匂 い蘇 った今 妳的芬芳復甦之此刻
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からだ
中 を駆 け巡 る在身體之中驅散開來
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消 えない想 いは Lily消抹不去的思念 是百合之花
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袖 を引 いて近 づいてく牽著衣袖逐漸靠近
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ふたりきりの
体温 の下 で在二人的體溫之下
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春 を待 って眠 っていた等待著春日而沈眠過去的
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小 さな種 小小種子
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空 っ風 が積 もる夜 から起寒風席捲之夜
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冷 たい雫 浴 びる朝 まで至冰雨淋灕之晨
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並 んで立 つ花 のように如並排盛開的花兒那般
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ずっと ずっと
寄 り添 って至始至終 至始至終 偎傍於身
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舞 い降 りた時間 は戻 らないけど縱然輕盈飄舞的時間已一去不復返
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忘 れずにいたいね いつも胸 に咲 かせて卻望永遠銘刻於心 永世在心中得以綻放
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彩 りに指 を這 わせ秘 めた恋 指尖附上色彩 秘密之戀
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あの
色 に触 れたいよ Lily渴望觸碰那抹色彩啊 百合之花
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可憐 な瞳 に誘 われた庭 で在教惹人愛憐的瞳孔所吸引的庭園之中
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嗅 ぎたいよ逢 いたいよ君 と渴望沈浸於妳 渴望邂逅於妳
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「
離 れないで」涙 見 せて「不要離開」不禁潸然淚下
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乱 れた襟 に腕 を巻 いても縱然手臂環上凌亂的衣襟
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おぼろな
夢 散 り散 りに朦朧不清的夢境 四散分離
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すっと すっと
消 え去 って頃刻之間 頃刻之間 消失殆盡
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めくるめく
鼓動 に於令人目眩的悸動
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うつつ
飲 まれて醉生夢死 湮沒其中
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見渡 す限 り咲 く無邊無垠 絢爛綻放
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君 に捧 ぐ花 びら為妳獻上花瓣
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色 めきに口 を結 んだ恋唄 雀躍不已 緘默不語的戀情之歌
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息 を止 め見 つめ合 う Lily屏住呼吸 互相凝視的百合之花
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白 い横顔 に重 ねた温 もり於雪白側顏上重疊交織的溫暖
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抱 きしめて眠 りたい今 も此刻亦渴望相擁入眠
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みやびの
園 で誰 よりも麗 しく於風雅園中美勝一切
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言 の葉 を飾 って燃 ゆる百合 の香 り點染上言語 洋溢四方的百合之香
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彩 りに指 を這 わせ秘 めた恋 指尖附上色彩 秘密之戀
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あの
色 に触 れたいよ Lily渴望觸碰那抹色彩啊 百合之花
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可憐 な瞳 に誘 われた庭 で在教惹人愛憐的瞳孔所吸引的庭園之中
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嗅 ぎたいよ逢 いたいよ君 と渴望沈浸於妳 渴望邂逅於妳
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色 めきに口 を結 んだ恋唄 雀躍不已 緘默不語的戀情之歌
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息 を止 め見 つめ合 う Lily屏住呼吸 互相凝視的百合之花
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白 い横顔 に重 ねた温 もり於雪白側顏上重疊交織的溫暖
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抱 きしめて眠 りたい今 も此刻亦渴望相擁入眠
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花 のように また如花那般 再度
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色 めいて咲 く絢麗多彩 綻放
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この
想 い もう這份思念 已是
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消 せないから Lily刻骨銘心 百合之花