initium~始告氷輪
睦月始(鳥海浩輔)
小龍
initium~始 告 氷 輪
睦月 始 (鳥海 浩輔 )
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始 まりを告 げる氷 輪 は煌 めく――。皎月有如宣告肇始一般,輝煌燦爛──。
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浮雲 の様 な言 の葉 を幾度 積 みては若又積落 有如天上浮雲的片言隻語
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あはれのか
細 い聲 に滲 んだ恋 忘 よ滲於哀愁幼聲的 忘戀之情啊
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愛 し あなた抱 きしめた睦月 曾與憐愛的你摟抱於 睦月之間
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ひぃらひらと
舞 い散 るは雪 の花 翩翩瑞雪於漫天紛飛
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ひぃらひらと
心 に降 り積 もる霏霏飄零又積落我心
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ひとひらの
華 めく紫 宛 が淒淒華美又一瓣紫菀
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あなたを
連 れ去 っていく輕輕帶君已遠走千里
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ひぃらひらと
消 えていく――。杳杳澌滅剩無影無蹤──。
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消 え方 の淵 立花 の刻 消逝一剎的深淵 插花之時
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ささめく
汀 に黒 が咲 った漆黑綻放於 呢喃水波上
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諸 恋 ひて滲 む薄様 に思 ひ積 みては若又積落 滲有蝶意鶯情的點點思憶
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比翼 が初 茜 へ羽撃 いて霞 晴 れ比翼翱翔奔拂曉 煙雲消散
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愛 しあなた微笑 んだ睦月 憐愛的你曾輕輕菀爾的 睦月之間
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ひぃらひらと
舞 い散 るは斑雪 翩翩殘雪於漫天紛飛
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ひぃらひらと
真日 長 く降 り積 もる久久飄零又積落我心
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ひとひらの
片笑 み想 えど悄悄憶起昔嫣然菀爾
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あなたを
連 れ去 っていく輕輕帶君已遠走千里
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ひぃらひらと
消 えていく――。杳杳澌滅剩無影無蹤──。
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揺 らぐ明 かり薄紫 に霞光搖搖映照下
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染 まり照 らす柔 き唇 柔唇染上一片淡紫
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水面 に浮 かんだ朧 げな冬月 に浮盪水面上的朦朧冬月時
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映 した恋心 を数 えていた曾細數著映出的慕戀之心
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触 れては撫 でる度 に感 じた其 の温 もり每度輕撫觸碰時 感受到的那份溫暖
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果 て無 き残心 と愛 しあなたを無盡的依戀以及 曾與憐愛的你
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抱 きしめた睦月 摟抱於 睦月之間
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ひぃらひらと
舞 い散 るは雪 の花 翩翩瑞雪於漫天紛飛
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ひぃらひらと
心 に降 り積 もる霏霏飄零又積落我心
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ひとひらの
華 めく紫 宛 が淒淒華美又一瓣紫菀
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あなたを
連 れ去 っていく輕輕帶君已遠走千里
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ひぃらひらと
舞 い散 るは灰色 の空 に紛紛飛舞於灰白穹蒼
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ひとひらの
華 めきが美 しく映 える楚楚映出乃芳華絕影
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始 まりを告 げる歌 と共 に――。此歌恰似宣告肇始一般伴隨我身──。