白昼夢はくちゅうむ

白日夢

Aimer

• 夏なつの日射ひざし 枯かれた花はなは

  夏天的日照 乾枯的花兒

• 通とおり雨あめを待まっていた

  靜待驟雨的洗禮

• 今いまは少すこし同おなじ気持きもち

  和我現在的心情有點相似

• 流ながれ雲くもを眺ながめてた

  眺望遠方飄動的浮雲

• 泣なかない

  我不會哭

• 声こえにすれば 全すべて消きえてしまう気きがしてた

  感覺若是說出口 一切就會煙消雲散

• だけど 気きづけば 泣ないていた

  然而 才發現 自己竟在哭泣

• 少すこしだけ 少すこしだけ

  就一會兒 就一會兒

• 真昼まひるの白しろい夢ゆめに堕おちてみたかった

  願能掉落白日夢的深淵

• 繰くり返かえし 手てを伸のばし

  一遍又一遍地伸出手

• 迷子まいごの子供こどものように声こえを張はりあげた

  如迷路的孩子般 扯開嗓子嘶吼著

• 風かぜの消きえた午後ごご 燃もえ盛さかる太陽たいよう

  風兒消失的午後 熊熊燃燒的太陽

• アサルムあさるむの呟つぶやき 聞きいてほしい

  願你能聆聽寒葵的低語

• 陽炎かげろうだけが揺ゆれている

  唯有夏日熱霧裊裊升起

• 夏なつの日差ひざし 夢ゆめの光ひかり

  夏天的日照 夢之光

• 眩まぶしすぎて目めを閉とじた

  耀眼得讓我不禁閉上雙眼

• 想おもいだけで 咲さいた花はなは

  雖只是想念 可綻放的花兒

• 枯かれることを知しっていた

  卻已懂得終有凋零之時

• 泣なけない

  哭不出來

• 涙なみださえも 枯かれた海うみの底そこで 涸かれていく

  在眼淚也乾涸的海底 漸漸枯竭

• だけど 心こころは 泣ないていた

  然而 心卻在哭泣

• 一度いちどだけ 一度いちどだけ

  只盼有一次 只盼有一次

• 最後さいごの言葉ことばの意味いみ 聞きいてみたかった

  願能問問你最後那句話的意思

• あと少すこし もう少すこし

  再一會兒 再多一會兒

• 真昼まひるの白しろい夢ゆめに抱だかれてたかった

  願能躺在白日夢的懷抱裡

• 晴はれた空そらの向むこう 浮うかび出だす残像ざんぞう

  晴空的彼方 浮出的殘影

• 優やさしかった貴方あなたが語かたりかける

  往昔溫柔的你好像在說話

• 思おもい出でだけが嘘うそをつく

  唯有回憶在說謊

• 少すこしだけ 少すこしだけ

  就一會兒 就一會兒

• 真昼まひるの白しろい夢ゆめに堕おちてみたかった

  願能掉落白日夢的深淵

• 繰くり返かえし 手てを伸のばし

  一遍又一遍地伸出手

• 迷子まいごの子供こどものように声こえを張はりあげた

  如迷路的孩子般 扯開嗓子嘶吼著

• 風かぜも消きえた午後ごご 遠とおくなる残響ざんきょう

  風兒消失的午後 漸漸遠去的殘響

• ヒグラシひぐらしの囁ささやき 聞きこえなくて

  傍晚的蟬鳴已再聽不到

• 陽炎かげろうだけが揺ゆれている

  唯有夏日熱霧裊裊升起