ハグルマはぐるま

KANA-BOON

• 咲さかすか枯からすか現在げんざい(いま) 燃もえるように陽ひが沈しずむ

• 歯車はぐるまが回まわる

• ラッパらっぱが鳴なれば着火ちゃっか 様々さまざま 待まった無なしの物語ものがたり

• 発車はっしゃバラバラばらばら 滑車かっしゃガラガラがらがら 真まっ赤かな過去かこが追おいかける

• 道化師どうけしの笑えみ 仮面かめんの裏側うらがわ

• どう消けしても消きえない 傷きずが痛いたんでも

• 咲さかすか枯からすか現在げんざい(いま) 燃もえるように陽ひが沈しずむ

• 真夜中まよなかの暗くらい孤独こどくから 繰くり出だすさ

• 微かすか響ひびく鐘かねが 陰かげる日々ひびの道標みちしるべ

• 音おとの鳴なる先さきへ

• ラッパらっぱが鳴なれば着火ちゃっか わらわら 待まった無なしの演目えんもくの応酬おうしゅう

• 真まっ赤か 幕まくの間ま 落下らっかはまだか 真まっ逆さかさま待まつ骸むくろに

• 足あしを掴つかまれ 奈落ならくの底そこまで

• 嗚呼ああ 思想しそうも忘わすれて 息いきも出来できない

• 咲さかすか枯からすか現在げんざい(いま) 眠ねむるように目めを閉とじる

• 身体中からだじゅう巡めぐる猛毒もうどくから逃にげ出だすか

• 微かすか響ひびく鐘かねに耳みみを澄すませ生いきるのか

• どちらか選えらべ さあ

• 開花かいかを待まつ芽めのように

• 未来みらいだけ想おもえばいい

• 過去かこの亡霊ぼうれいを消けして

• 咲さかすか枯からすか現在げんざい(いま) 燃もえるように陽ひが沈しずむ

• 真夜中まよなかの深ふかい孤独こどくから繰くり出だす

• 運命さだめが壊こわれるような声こえで叫さけべ 始はじまりの合図あいず

• 幕開まくあけさ 舞まって踊おどるさ

• 誰だれしも最期さいごには涙なみだ流ながす だからいまは堪こらえ 進すすむ

• 幕まくが降おりる その時ときまで まだ絶たえず 歯車はぐるまが回まわる